埼玉県川口市にある、完全予約制の1席だけの理容室
①凹凸平面をスッキリさせる
・所要室を普通にレイアウトすると、平面が凸凹してしまう物件であった。そこで、斜めの1本の壁で仕切ることで、五角形のシンプルな平面になり、印象が単純化され、すっきりした内装に。また、既存の古い窓が隠れるだけでなく、露出する配管も最小限に抑えられた。
・簡易な棚板を室内に一周させることで、矩形平面を印象的にし、どうしても露出してしまう配線の目隠しとした。また、壁に何か貼りたい時にどこに貼れば良いかと相談があったが、その棚が補助線的役割を持ち、アレンジしやすい状態にした。
②テラススペース
・通勤用のバイク置き場と喫煙スペースとして、外壁面を内部側にセットバックさせた。隠れ家感を強調するともに、気積が小さくなることで空調効率を向上させ、ランニングコストの削減に。
・既存の開口部を既製品に交換するにも特注対応となり高額になる為、ドアを小さく設け、ガラスの面積を小さくし壁面を増やすことで、断熱性能の向上とコストダウンを実現させた。